歴史の証拠十三
族長イサクの結婚の物語
歴史の証拠十三. 族長イサクの結婚の物語
時期:紀元前約1700−1600年
紹介
旧約聖書にある創世記24章の中には族長イサクが彼の未来の妻を探している部分が描かれています。それは心を打たれる物語です。イサクはユダヤ人の始祖アブラハムの息子でした。
参照
モルモン書
3 それは見よ、ラバンがユダヤ人の記録とわたしの先祖の系図を持っているからであって、それらは真鍮の版に刻まれている。
4 それで主はわたしに、あなたとあなたの兄たちがラバンの家へ行ってその記録を何とか手に入れ、それを荒れ野の中のここまで持って来るように命じられたのである。
ニーファイ第一書3:3-4
紀元前約六百年から
10 二人でイスラエルの神に感謝をささげてから、父リーハイは真鍮の版に刻まれた記録を手に取り、最初から調べてみた。
11 父が見ると、その中には、世界の創造とわたしたちの最初の先祖であるアダムとエバの話を載せた、モーセの五書があった。
12 また、世の初めからユダの王ゼデキヤの統治の初めに至るユダヤ人の記録もあり、
13 また、世の初めからゼデキヤの統治の初めに至る聖なる預言者たちの預言や、そのほか、エレミヤの口を通して語られた多くの預言も載せてあった。
14 そして父リーハイは、真鍮の版に自分の先祖の系図も見つけ、それで自分がヨセフの子孫であることを知った。このヨセフとは、ヤコブの子のヨセフであって、エジプトへ売られ、父ヤコブとその家のすべての者が飢饉で死ぬことのないように守るため主の手によって守られたあのヨセフである。
15 彼らは自分たちを守ってくださったあの同じ神によって、囚われの身から救い出され、エジプトの地から導き出されたのである。
16 このようにして、父リーハイは自分の先祖の系図を見つけた。ラバンもまたヨセフの子孫であったので、ラバンとその先祖がこの記録を書き記しておいたのである。
ニーファイ第一書5:10-16
紀元前約六百年から五百九十二年に至る
旧約聖書
創世記24章
古事記
福永武彦(訳)P.142−148
説明
ニーファイ人はユダヤ人の記録を持っていました。(ニーファイ第一書5:10−16)それは旧約聖書の内容を含くんでいます。上記の古事記の参照の物語は上記の旧約聖書の参照の物語と似ています。その物語は族長イサクの結婚についてです。
結び
キリスト聖徒が聖書を日本に紹介する以前に、すでに、日本人は旧約聖書を持っていました。しかしながら、時代の変化に連れて、その旧約聖書を持っている日本人の記録は失いました。