地理の証拠二十九

ジェルションの地

 

参照

  22  そして、民の声は次のとおりであった。「見よ、我々は、東の方の海のそばにあり、バウンティフルの地の南方にあって、バウンティフルの地と境を接しているジェルションの地を譲ろう。このジェルションの地を受け継ぎの地として同胞に譲ろう。

  23  見よ、我々は、ジェルションの地とニーファイの地の間に軍隊を配備して、ジェルションの地の同胞を守る。彼らが同胞に対して武器を取ることにより罪を犯すことになるのを恐れるからである。彼らがこのことをひどく恐れるのは、彼らがかつて多くの殺人と恐ろしい悪事を行ってきたことについて、つらい悔い改めをしたからである。

アルマ書27:22−23

紀元前約九十年から七十七年に至る



説明

ジェルションの地はニーファイ人の領土の中にありました。アルマ書27:22によるとジェルションの地は東海岸にありバウンティフルの地の南にありました。上の節23が暗示するようにジェルションの地はニーファイの地のそばにありました。(ニーファイの地はレーマン人の領土でした。)従ってジェルションの地はニーファイ人とレーマン人の国境界線の北にありました。それは九州の現在の周防灘の海岸の地方でした。23



結び

    ジェルションの地の近似の位置付けは付属の「地図三.モルモン書の地」にあります。

23 ニーファイの地はその時代にはニーファイ人の領土ではありませんでした。(参照:地理の証拠二十二)